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「ISIJ International」2026年11月特集号「Innovative evaluation techniques for hydrogen entry and hydrogen trapping(水素侵入と水素捕捉に関する革新的評価技術)」原稿募集のご案内(投稿期限:2026年4月30日)

特集号原稿募集
2024.11.12

各種環境において環境との相互作用(大気腐食など)により鉄鋼をはじめとする金属材料中へ侵入する水素による脆化・遅れ破壊現象を軽減するため、水素脆化しにくい微細構造を持つ鉄鋼材料開発と並行して鉄鋼材料水素侵入反応の機構解明に関する研究が盛んに行われている。課題が解決される一方、未解決の検討課題も多い。その中の代表的な課題として、(1)水素脆化試験のための水素導入法について規格化や標準化、(2)水素脆化起点の特定に繋がるような水素侵入分布評価法の整備が挙げられている。これらの解決には、腐食や電気化学反応により材料中への侵入および材料中に捕捉される水素の量と分布の把握が重要な解析要素となっている。また、実用鉄鋼材料での水素侵入・捕捉現象に適用して侵入水素量が臨界水素捕捉量を超えて水素脆化現象が起こることを検証すること、さらに従来の関連知見を総括して水素侵入・捕捉現象を数理化して、シミュレーションを可能にすることなどが求められている。実際の材料の使用条件に即した、適切な水素脆化試験条件を正しく選定・利用可能にするため、腐食や電気化学反応に伴い材料中へ侵入する水素および/あるいは材料中に捕捉される水素についてその量とともに速度や位置の分布の詳細な把握を可能にする水素侵入・捕捉評価技術の構築が検討されている。

本特集号では、高強度鋼をはじめ様々な金属材料における水素侵入と水素捕捉に関する評価技術とそれに基づく反応機構解析に関する研究分野でのアクティビティを強化することを目的に、上記に関する最新の研究やレビュー論文等を幅広く募集する。

なお一般公募論文に加えて、本特集号では、日本鉄鋼協会第188回秋季講演大会の国際セッション「The International Conference on Innovative evaluation techniques for hydrogen entry and hydrogen trspping -IV」(2024年9月18日大阪大学豊中キャンパスで開催)で発表された優れた論文についても、投稿を勧誘する。

スコープ

主に実用鉄鋼材料の1)水素脆化試験法のための水素導入法についての規格化や標準化と2)水素脆化起点の特定に繋がるような水素侵入分布評価法の整備に関わる最新の研究やレビューを取り上げる。したがってこれらに関連する、腐食や電気化学反応、水素侵入・水素捕捉・水素脆化、数理化・シミュレーションなども含む。

投稿締切

2026年4月30日(木)必着
(締切日を過ぎて投稿された原稿は通常の投稿原稿として受付けます)

発刊予定

「ISIJ International」2026年11月30日発刊

投稿規定、審査方法

投稿規定は、「ISIJ International」ジャーナルWebサイト掲載の投稿規程、執筆要領をご参照ください。
審査は通常の審査方法に準拠します。

企画世話人・問合せ先

伏見公志 北海道大学 大学院工学研究院 准教授
TEL: 011-706-6737 / E-mail: kfushimi@eng.hokudai.ac.jp

原稿送付先

電子投稿画面からご投稿ください。
電子投稿の操作に関し、ご不明の点は、本会編集グループにご連絡ください。
(TEL: 03-3669-5933 / E-mail: editol@isij.or.jp