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「ISIJ International」2025年12月特集号「Cutting-edge Carbon Utilization Technologies and Processes toward Carbon Neutral Industries (産業のカーボンニュートラル化に向けた炭素利用技術とプロセスの最前線)」原稿募集のご案内(投稿期限:2025年5月31日)

特集号原稿募集
2024.06.18

国連気候変動に関する政府間パネル (IPCC) は二酸化炭素 (CO2) 排出を地球温暖化の要因と捉え、2014年に気温上昇2.0℃以下抑制、2018年にはより厳しい1.5℃以下抑制を提言しており、2021年COP26におけるグラスゴー合意では努力目標であった1.5℃の追求が事実上の目標となった。多くの国が目指す2050年までのカーボンニュートラル社会の現実には、従来の技術の深化に加えて、数多くの革新的な技術開発が必要であり、国内外で様々な研究開発が進められている。一方、炭素はエクセルギー率が高く産業の各種操作のためのエネルギー源として必須であるばかりでなく、鉄鋼にとっては必須の合金元素であり、主要材料の分子骨格としても不可欠な元素である。従って、カーボンニュートラル社会においても、炭素を利用しつつCO2を排出しない炭素資源の革新的な有効利用技術が重要である。

本特集では鉄鋼業、化学産業ならびに製造業における炭素資源の究極的な利活用をゴールとして、国内外の知を結集し、新たな低炭素技術、低炭素プロセスの展開の指針提示を目的に企画する。トピックスとしては製鉄業ならびに製造業等における炭素資源の利活用技術とプロセス、CO2回収、CO2由来のエネルギーキャリアとして一酸化炭素、炭素、メタン、炭化水素等の製造、輸送、産業利用、これらキャリア製造に求められる電力・水素等を包括したエネルギー技術、エネルギーキャリアの変化に応じた革新的な製鉄・産業プロセス、ならびにプロセス全体を包括した炭素エネルギーシステム評価、ライフサイクル評価を包含し、これらに関する最新の研究やレビュー論文等を幅広く募集する。なお一般公募論文に加えて、本特集号では日本鉄鋼協会が主催する国際会議「第2回地球環境のための炭素の究極利用技術に関するシンポジウム (The Second Symposium on Carbon Ultimate Utilization Technologies for the Global Environment, CUUTE-2) (2024年11月12日~15日開催) で発表された優れた論文についても、投稿を勧誘する。

スコープ

来るべきカーボンニュートラル社会における鉄鋼・化学・製造業における炭素資源の究極の活用への道筋を提示することを目的に、低炭素プロセス、CO2の回収・利用・リサイクル、カーボンニュートラル技術、低炭素システムとそのライフサイクル評価などに関する最新かつ最先端の研究成果を網羅して紹介する。

投稿締切

2025年5月31日(土)必着
(締切日を過ぎて投稿された原稿は通常の投稿原稿として受付けます)

発刊予定

「ISIJ International」2025年12月30日発刊

投稿規定、審査方法

投稿規定は、「ISIJ International」ジャーナルWebサイト掲載の投稿規程、執筆要領をご参照ください。
審査は通常の審査方法に準拠します。

企画世話人・問合せ先

小西宏和 鈴鹿高専 材料工学科
Tel: 059-368-1846, E-mail:konishi-h@mse.suzuka-ct.ac.jp

埜上 洋 東北大学 多元物質科学研究所
Tel: 022-217-5156, E-mail:nogami@tohoku.ac.jp

原稿送付先

電子投稿画面からご投稿ください。
電子投稿の操作に関し、ご不明の点は、本会編集グループにご連絡ください。
(Tel:03-3669-5933, E-mail:editol@isij.or.jp