「ISIJ International」2025年1月特集 Forming and heat treatment technologies that support the steel manufacturing process（鉄鋼製造プロセスを支える加工と熱処理技術）原稿募集のご案内（投稿期限：2024年4月26日）

鉄鋼製造は、溶融・還元・精錬・凝固などの銑鋼プロセスから、圧延での加工と熱処理により、鋼板・鋼管などにするプロセスまで多様な工程がある。そのなかでも、加工と熱処理を組合せた鋼の加工熱処理は、TRIP、制御圧延などで用いられ、鋼の寸法精度、表面性状などの形状のみならず、強靭化などの材質制御にも有効な手段となっている。また、カーボンニュートラルの観点からも加工技術や要素技術の深化、そしてそれら技術の融合による生産性の向上、より高精度な製品形状や目的に応じた材料特性を得ることが必要とされている。
そこで、本特集では、鉄鋼製造プロセスを支える加工技術や熱処理技術のそれぞれの研究成果はもちろん、加工と熱処理を組み合わせた要素技術について、基礎から最新の研究成果を取り挙げる。本特集では、塑性加工（例えば、圧延、鍛造、引抜き加工）における、形状・材質制御技術や潤滑技術、酸化スケールなどのトライボロジー特性、表面疵、新たな加工プロセスや熱処理による微細粒化やヘテロ構造、傾斜材や異種材を用いた複合化などを対象とする。また、上記技術を活用した材質予測や塑性理論、破壊、強度、二次加工性などの各種特性に関する研究が含まれる。

スコープ

圧延プロセス制御技術、鉄鋼材料の塑性加工や変形・組織解析モデル、強ひずみ加工・熱処理による材料機能の発現機構などの鉄鋼製造プロセスを支える加工・熱処理技術の基礎研究から応用・開発までの最新の研究成果を広く募集する。

投稿締切

2024年4月26日（金）必着
（締切日を過ぎて投稿された原稿は通常の投稿原稿として受付けます）

発刊予定

「ISIJ International」2025年1月15日発刊

投稿規定、審査方法

投稿規定は、「ISIJ International」ジャーナルWebサイト掲載の投稿規程、執筆要領をご参照ください。
審査は通常の審査方法に準拠します。

企画世話人・問合せ先

柳田 明　東京電機大学　工学部　教授
TEL：070-7667-9096
FAX：03-5284-5694
E-mail：yanagida@mail.dendai.ac.jp

上森 武　岡山大学　学術研究院環境生命自然科学学域 　准教授
TEL：086-251-8033
FAX：086-251-8266
E-mail：uemori@okayama-u.ac.jp

大塚 貴之　日本製鉄　技術開発本部　プロセス研究所　室長
TEL：070-3914-4745
FAX：0439-80-2762
E-mail：otsuka.6gx.takayuki@jp.nipponsteel.com

原稿送付先

電子投稿画面からご投稿ください。
電子投稿の操作に関し、ご不明の点は、本会編集グループにご連絡ください。
（TEL：03-3669-5933　E-mail：editol@isij.or.jp）