「ISIJ International」特集号「Advanced Carbon Utilization Technologies and Processes for Sustainably Prosperous Society (持続可能な豊かな社会のための先進炭素利用技術とプロセス)」原稿募集のご案内
特集号発行およびスケジュールが下線の通り変更となりました。
「ISIJ International」
特集号「Advanced Carbon Utilization Technologies and Processes for Sustainably Prosperous Society
(持続可能な豊かな社会のための先進炭素利用技術とプロセス)」
原稿募集のご案内
国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は二酸化炭素(CO2)排出を地球温暖化の要因と捉え、2014年に気温上昇2.0℃以下抑制、さらに2018年には1.5℃以下抑制のより厳しい措置を提言している。日本政府はIPCCに呼応し2050年CO2排出削減80%を提示している。日本の鉄鋼業をはじめ製造業部門は世界最高の省エネルギー、CO2排出抑制を実現している。しかし、引き続きの活動には時代の要請に応じたさらなる低炭素化が求められている。
炭素エネルギーはエクセルギーが高く産業の効率的な操作のためのエネルギー源として必須であり、CO2排出抑制に応じた炭素資源の革新的な有効利用技術が重要と予想される。そこで、本特集では鉄鋼業、化学産業ならびに製造業の炭素資源の究極的な利活用をゴールとして、国内外の知を結集し、新たな低炭素技術、低炭素プロセスの展開の指針提示を目的に企画する。トピックスとしては製鉄業ならびに製造業等における炭素資源の利活用技術、利活用プロセス、CO2回収、CO2資源化による一酸化炭素、炭素、メタン、炭化水素等の製造、産業利用。プロセス全体を包括した炭素エネルギーシステム評価、ライフサイクル評価を包含する。日本の鉄鋼業、化学産業は炭素資源の有効利用には知見が深く、世界をリードしており、低炭素分野の技術進展に対して貢献することが期待される。本特集号では、上記に関する最新の研究成果やレビュー論文等を幅広く募集する。なお一般公募論文に加えて、本特集号では第1回地球環境のための炭素の究極利用技術に関するシンポジウム(CUUTE-1, The First Symposium on Carbon Ultimate Utilization Technologies for the Global Environment)(2021年12月14日~17日開催)で発表された優れた論文についても投稿を勧誘する。
スコープ
鉄鋼業、化学産業ならびに製造業の炭素資源の究極的な利活用をゴールに国内外の知を結集し、新たな技術展開の指針を提示することを目的に企画する。低炭素製鉄プロセスおよび産業プロセス、低炭素エネルギープロセス、CO2回収、CO2利活用、CO2再資源化、カーボンニュートラル技術、低炭素システム評価・ライフサイクル評価、これに関する最新の研究を広く取り上げる。
投稿締切
2022年2月28日(月)必着
(締切日を過ぎて投稿された原稿は通常の投稿原稿として受付けます)
発行予定
「ISIJ International」Vol.62(2022年)No.12(2022年12月発行)
投稿規程、審査方法
投稿規程は論文誌投稿規程をご参照下さい。
審査は通常の審査方法に準拠します。
企画世話人・問合せ先
能村 貴宏・北海道大学エネルギー・マテリアル融合領域研究センター・准教授
Phone: 011-706-6842
FAX: 011-726-0731
E-mail: nms-tropy@eng.hokudai.ac.jp
原稿送付先
電子投稿画面からご投稿ください。
電子投稿の操作に関し、ご不明の点は、本会編集グループにご連絡ください。
(Tel. 03-3669-5933 E-mail:editol@isij.or.jp)