投稿規程、執筆要領
投稿規程
ISIJ International は、月刊で出版される日本鉄鋼協会の論文誌であり、広く国内外の会員、非会員からタイムリーでオリジナルな投稿を受け付けている。
1. 原稿の内容
本論文誌は、鉄鋼および関連材料の製精錬、プロセッシング、性質、分析、環境問題などの科学・技術全般に関して発表し、議論するためのオープンアクセスジャーナルである。ただし、鉄鋼材料とTi合金以外を対象とする論文で、鉄鋼材料との関連が明確でなく、読者の興味を引きにくいと判断されるものはOut of Scopeとなる場合がある。
- 高温プロセス基盤技術/Fundamentals of High Temperature Processes
- 製銑/Ironmaking
- 製鋼/Steelmaking
- 鋳造・凝固/Casting and Solidification
- 計測・制御・システム技術/Instrumentation, Control and System Engineering
- 分析・解析/Chemical and Physical Analysis
- 加工・加工熱処理/Forming Processing and Thermomechanical Treatment
- 溶接・接合/Welding and Joining
- 表面処理・腐食/Surface Treatment and Corrosion
- 相変態・材料組織/Transformations and Microstructures
- 力学特性/Mechanical Properties
- 物理的性質/Physical Properties
- 境界領域/New Materials and Processes
- 社会・環境/Social and Environmental Engineering
また、特定のテーマや分野の研究推進を目的とした特集号を不定期に募集する。
「鉄と鋼」、「ISIJ International」の両誌掲載以前に公開刊行物に発表される可能性がなく、オリジナリティのあるものに限る。本会発行の「材料とプロセス」に関しても重複度の高い場合には、オリジナリティが喪失していると判断する。機関リポジトリなどのインターネットで公表された文献(博士論文も含む。)も公開刊行物と同じ扱いとする。例外として、プレプリントサーバに原稿が掲載されている場合は、既発表とはみなさず、オリジナリティは喪失しない。
「鉄と鋼」と「ISIJ International」の間では、下表の場合に限り、相互に転載のための投稿を認める。なお、寄書-Note間の転載は認めない。
原著 | 転載先 | 投稿可能期間 | ||
---|---|---|---|---|
掲載誌 | 種類 | 投稿誌 | 種類 | |
鉄と鋼 | 論文 | ISIJ Int. | Regular Article | 1)掲載誌発行日(出版社版公開日)から1年以内 2)特集号に掲載された場合は、その発行日(出版社版公開日)から1年6か月以内 3)編集委員会からの依頼や勧誘があった場合は、その依頼・勧誘日から1年以内 4)澤村論文賞、ギマラエス論文賞受賞論文は、受賞決定日(受賞式実施日)から1年以内 |
ISIJ Int. | Regular Article | 鉄と鋼 | 論文 | |
鉄と鋼 | レビュー | ISIJ Int. | Review Article | 上記1)~3) |
ISIJ Int. | Review Article | 鉄と鋼 | レビュー | |
鉄と鋼 | 速報論文 | ISIJ Int. | Short Articles | 掲載誌発行日(出版社版公開日)から半年以内 |
ISIJ Int. | Short Articles | 鉄と鋼 | 速報論文 |
投稿時に転載であることを原稿のタイトルページ(Application form)に明記する。転載原稿は、原原稿と同一原稿として扱い、タイトル、著者、著者の記載順、および記述内容の変更と見なされる本文、図表の変更などは認めない。審査の結果、原論文との相違がある場合には修正、返却もありうる。
2. 原稿の種類
原稿は以下のように分類され、いずれも査読に付される。また、投稿した原稿の種類を変更することはできない。編集委員会から原稿種類変更の判断があった場合も、新規に投稿しなければならない。
(1) Regular Article (刷り上がり10頁以内を目安とする。図表等を含め約10,000語)
鉄鋼工学、材料学、製造技術、設備技術および鉄鋼・関連材料の利用技術に関する学術ないし技術上の成果を記述し、その内容の客観性を論証したオリジナルなもので、記述された情報に基づいて主要結果が再現可能なもの。
(2) Review Article
一つのテーマについて、既発表の情報を総合的に集録・紹介したもの。論文誌編集委員会からの依頼を原則とするが、著者の自主投稿も可能である。
(3) Short Article (刷り上がり5頁以内。図表等を含め約5,000語)
速報を要する新規性のある研究成果や技術的知見を簡潔にまとめた論文。目安として3週間以内に査読結果を回答する。
(4) Note (刷り上がり5頁以内。図表等を含め約5,000語)
- 新しい研究や技術を簡明に紹介したもの、
- 読者に興味のあるトピックス、意見、提案を述べたもの、
- 「ISIJ International」に掲載された論文等に対する反証、例証等を述べたもの。
3. 言語
全て英語。論文中で一貫していれば、綴りはAmericanでもBritishでもよい。
4. 単位
国際単位系(SI)を用いる。但し、SI併用単位は使用できる(別表参照)。
5. 原稿の必要条件
- 原稿は、既に著作権保護のあるもの、既に公表されたもの、他の出版物に投稿されたものであってはならない。
- 投稿前に必ず論文内容および投稿について著者全員の合意を得なければならない。
- また、投稿規程と執筆要領(“Instructions to Authors”)を遵守していない原稿は、受け付けない。
- 原稿の文書ファイルは、Wordファイルで、① Title page(Application formを使用), ② Synopsis, ③ Key words(英語で数語), ④ Text(本文), ⑤ Statement for conflict of interest(利益相反に関する宣言), ⑥ References(文献), ⑦ Appendices(付録)やSupporting Informationなど, が全てそろっていることを確認してアップロードする。また、図と表のそれぞれの電子ファイルは、Word, tif, jpg, ppt 等適切なファイルでアップロードする。(詳細は執筆要領参照)
6. 投稿手続き
- 投稿は、電子投稿サイトを通じて行う。
- 電子投稿審査システムを通した投稿以外は認めない。
- 投稿原稿にオリジナリティがあること(他誌に掲載済みや掲載予定、投稿中のものでないこと)、投稿論文の著者であること、本誌への投稿を同意すること、本会への著作権譲渡に同意すること、掲載料を支払うこと等を明記した宣言書(所定のWeb上入力画面から回答)で同意しなければならない。著者全員の同意が得られた段階で投稿を受け付ける。
- 本誌は各著者によるORCID(Open Researcher and Contributor ID)の登録を推奨する。投稿にあたって、Corresponding Authorは自身を含む著者全員のサイトアカウントとORCID iDが紐付けされていることを確認する。紐付けされた著者の論文には、氏名の横にORCIDマークが表示され、電子的に各著者のORCID Recordがリンクされる。ORCID iDの内容、作成、アカウントとの紐付け方法の詳細は、ジャーナルWebサイトのORCIDページを参照する。
7. 査読過程
- 本誌はsingle-anonymized peer review方式(投稿者は査読者を特定できないが、査読者は投稿者を特定できる方式)を採用する。投稿原稿は、編集委員長による予備審査が行われ、本誌の対象分野外、または掲載不適切と判断された原稿は、査読過程を経ず返却される。予備審査を経た原稿は、2名の査読者を選定する編集委員に送付される。
- 編集委員長を含むすべての編集委員は、投稿原稿の著者である場合、当該原稿の査読過程に関与しない。電子投稿審査システムを用いて、当該原稿を編集委員としてではなく著者として閲覧可能であり、査読過程の機密性は維持される。編集委員による投稿原稿は、一般の原稿と同じ審査基準に基づいて査読される。なお、編集委員会は委員会の判断基準と、COPE(出版倫理委員会)のガイドラインに基づき、倫理違反の申し立てに対応する。
- 編集委員は、2名の査読者からの査読結果に基づき第1次判定を行う。査読者からの指摘に基づいて修正された原稿が受理される可能性が高い場合、編集委員は著者に修正を依頼する。修正依頼に応じない場合は返却となる。
- 原稿の修正が依頼された場合、著者は判定通知から3週間以内に修正原稿を提出しなければならず、3か月経過した場合には、新規投稿として扱われる場合がある。査読者もしくは編集委員は修正原稿を再査読し、査読者の指摘に対して原稿を適切に修正しているか評価する。
- 編集委員は、投稿原稿の掲載可否案を編集委員長に通知する。編集委員長は、原稿の掲載可否を最終決定する責任を持つ。
- 編集委員は、査読者として適切な指摘を行い、本誌の品質向上のために提言するなど、各々の専門分野の観点から補佐する役割を担う。編集委員長が投稿原稿の著者である場合、委員長を除く編集委員会が原稿の掲載可否を最終決定する責任を持つ。
- 査読者は国内外関係なく選定され、編集委員会に所属する必要はない。査読者は、研究分野の専門性、信頼性、推薦、および査読者としての実績に基づき選定される。査読候補者は、投稿後約1週間以内に選定され、査読依頼を受理すると3週間以内に最初の査読結果を報告しなければならない。査読者は報告が遅れる場合、できるだけ早く事務局に通知する必要がある。
- 著者は原稿投稿時に査読候補者、あるいは査読不適切者を提案することができる。編集委員はこの提案を考慮するが、従う義務はない。査読者の選定過程は編集委員の裁量に委ねられる。
- 本誌の方針に基づき、査読者の指摘内容をそのまま著者に通知する。ただし、不適切な内容、機密情報、掲載可否に関する情報が含まれる場合、編集委員は査読者の承諾無しに指摘内容を編集する権限を有する。
- 編集委員会の判断に異議のある著者は、事務局に申し立てることができる。異議申し立ては、著者が査読者または編集委員の誤解や誤りを示す明瞭な証拠を提示した場合にのみ考慮される。異議申し立て内容は、編集委員長により慎重に検討され、最終決定が下される。いずれの場合においても、COPE(出版倫理委員会)のガイドラインが順守される。
- 編集委員長は学術雑誌である本誌の品位を維持、向上させる責務を有し、掲載論文が鉄鋼および関連材料に関する研究であることを保証する最終的な責任を負う。掲載される研究内容は、独創的かつ論理的であり、さらに学術的・技術的に価値があるものでなければならない。投稿原稿は、その掲載可否判断にあたり以下の掲載基準の観点から検討される。すべての基準を満たす必要はないが、複数項目を満たす必要がある。
- 鉄鋼および関連材料分野の重要な問題に関する独創的な知見を与えること
- 新たな知見が鉄鋼および関連材料分野に対して科学的あるいは技術的な貢献を及ぼすこと
- 新たな知見が鉄鋼および関連材料分野の応用技術もしくは基礎学理の構築に貢献すること
- 新たな知見を得るために用いられた方法・手法が適切であり、分野に限定されず広く理解できるように記述されていること
- 研究手法やデータから研究上の疑問に対する答えが導かれ、結論を支持する論旨が論理的かつ明確に説明され、また、その手法が厳密に適用されていること
- 当該分野または異分野での先行研究との関連性を明確に説明したうえで、鉄鋼および関連材料分野における新規性が明確に示されていること
- 日本鉄鋼協会は、ISIJ Internationalの発行者として、編集委員会に編集に関する決定の責任を付与する。日本鉄鋼協会は、根本的な編集過程の変更の場合を除き、編集上の決定に関与しない。編集における決定は、原稿の学術的または技術的価値のみに基づいており、本誌による他の利益から完全に独立している。
8. 機密性、守秘義務、利益相反
- 査読者は、未発表の原稿の機密性を常に保持する責任を負う。査読者は査読依頼の承諾と共に以下の事項を禁じられる。
- 査読の役割を開示すること
- 著者に自身の個人情報の一部を提供すること
- 原稿またはその内容を査読過程に直接関与していない者と共有すること
- 編集委員の許可なく他者を査読過程に関与させること
- 原稿のデータや情報を自身の成果や出版物に使用すること
- 査読過程から取得した情報を使用して自身や他人に不当な利益を享受し、あるいは個人や組織に不当な損害をもたらすこと
- 査読者は原稿の機密性を維持する義務を持つため、機密性が保証できないソフトウェア、オンライン翻訳サイト、またはその他のAIテクノロジーへの原稿のアップロードを行ってはならない。査読者は、査読目的でAIテクノロジーを使用した場合、使用方法を編集委員に開示する必要がある。また、査読者は生成AIが不正確、不完全、または偏っている可能性のある情報を生成する可能性があることを認識する必要がある。
- 編集委員会は、全ての未発表原稿の機密性を担保する。編集委員は以下の事項を禁じられる。
- 合理的理由に基づいて査読者が要求した場合を除き査読者の個人情報を開示すること
- 原稿やその内容を原稿またはその査読過程に直接関与していない者と共有すること
- 原稿のデータや情報を自身の成果や出版物に使用すること
- 査読過程から取得した情報を使用して自身や他人に不当な利益を享受し、あるいは個人や組織に不当な損害をもたらすこと
- 査読過程における利益相反は、原稿審査時に編集委員の公平な審査に影響を与える可能性が現実にある場合、認識された場合、あるいは潜在的な状況がある場合に起こりうる。編集委員の利益相反は、著者との個人的または業務上の関係がある場合、著者と同じ研究課題に従事する場合、著者と直接的に競合する場合、もしくは、著者の成果またはその出版物に金銭的利害関係が含まれる場合に起こりうる。編集委員は、原稿を担当する際に利益相反の有無を宣言しなければならない。利益相反の存在を宣言した編集委員は当該原稿の担当を外れ、新たな編集委員が担当する。
- 査読者の利益相反は、著者との個人的または業務上の関係がある場合、著者と同じ研究課題に従事する場合、著者と直接的に競合する場合、著者の成果またはその出版物に金銭的利害関係が含まれる場合、もしくは査読対象の旧原稿を閲覧した場合に起こりうる。編集委員は、査読依頼の際に利益相反の回避に努めるが、全ての潜在的な利益相反を特定できない。査読者は編集委員にあらゆる利益相反を宣言しなければならず、利益相反が認められた場合、編集委員は適切に対応しなければならない。査読依頼状は本誌が上記事項を確実に履行することを保証するものである。
9. 受付日と受理日、掲載論文の正誤表と撤回
- 原稿がScholarOneを通して投稿され、原稿に不備がないことが確認された上で原稿にIDが付与された日を受付日とする。
- 論文誌編集委員会が掲載可と決定した日を受理日とする。
- 本誌は出版された論文の公正性を維持することの重要性を認識している。誤りを含む掲載論文は、正誤表の公開によって訂正される場合がある。正誤表は、掲載論文の科学的公正性、著者の信頼性、または論文誌自体に重大な影響を与える誤りについて説明するものである。掲載論文内容の訂正を希望する著者は、事務局に訂正内容の詳細を連絡する必要がある。共著者が訂正について同意しない場合、編集委員長は編集委員会または外部有識者の助言を求めることが可能である。訂正内容が公開された場合、その訂正内容に異議を唱える著者は訂正文中に記載される。
- 無効または信頼できない結果または結論を含む論文、他の学術誌等ですでに掲載された論文、または研究・出版倫理に関する規範に違反した論文は撤回される場合がある。当該論文の撤回が必要と考える者は、指摘事項の詳細を事務局に連絡することができる。編集委員長は指摘事項が合理的であると認められる場合には詳細を調査するとともに掲載論文の著者に連絡し、回答を求める。共著者が撤回について同意しない場合、編集委員長は編集委員会または外部有識者の助言を求めることが可能である。撤回が公開された場合、その撤回に異議を唱える著者は撤回案内に記載される。正誤表あるいは撤回の公開に関する決定は、編集委員長に委ねられる。
10. 校正
- 連絡著者には、論文のPDFゲラを送付する。校正PDFには新しい要素を加えることはできない(印刷上の誤り以外の修正・加筆・削除は原則として認めない)。
- 校正PDFは、指定された期限前に返却しなければならない。
11. 採択原稿の早期公開
全ての採択原稿は、採択決定後1週間以内にJ-STAGE上で公開される。採択された原稿(原則としてテンプレートを使用した原稿)がそのまま早期公開の原稿となる。編集・組版、著者校正は行われない(編集・組版、著者校正は本公開時に行われる)。早期公開時において、掲載版の巻とページは確定されていないが、DOIについては、掲載版と同一のURLが付与される。
12. 著作権
- 日本鉄鋼協会著作権規程にもとづく。これにより、掲載記事の著作権(日本国著作権法第21条から28条までに規定される全ての権利)は、本会に譲渡される。著作権譲渡は、宣言書(所定のWeb上入力画面から回答)に同意することで効果を発し、論文が受理されない場合は無効となる。
- アメリカやイギリスなどの政府機関、あるいはそれに類する政府機関の職員が主たる著者であり、職務著作を投稿してきた場合で、本会に著作権を譲渡できないときには、原稿受理後に当該政府機関による利用許諾の証明書を著者が提出する。この場合、6.項における宣言書には、本会への著作権譲渡に同意する代わりに、Government Workであることを明記して提出する。
- 「ISIJ International」はオープンアクセス誌として、掲載記事は、クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-改変不可(CC BY-NC-ND)ライセンスの条件の下で掲載される。
ただし、著者の希望により、クリエイティブ・コモンズ 表示(CC BY)ライセンスで掲載することができる。
著者は、著作権譲渡とともに、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の付与に同意しなくてはならない。
CCライセンスの種類をいったん申請した後は、それを変更できない。 - 資金提供団体によっては、支援された掲載論文を特定のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で公開することを要求する場合がある。論文投稿前に、資金提供団体の要求事項に沿っているか確認することを勧める。
13. 論文掲載料およびその他の手数料:
- 掲載決定後に著者(またはその代表者)は論文掲載料を支払う必要がある。掲載料は論文の種類によらず、刷り上がり1頁あたり10,890円(税込み)が請求される。受理原稿の著者は、記事の公開前に掲載料が請求される。オンライン公開の記事のカラー図表掲載は無料である。著者が冊子体の記事でカラー図表掲載を希望した場合、刷り上がり1頁毎に35,648円(税込み)が追加で請求される。記事公開前に掲載料およびその他の関連料金を支払わない場合、支払いが確認されるまで、著者のその他の原稿についての全作業が中断される。
- Corresponding AuthorがResearch4Life「グループA」に分類された国の所属である場合、掲載料を免除する。また、所属に依らず、論文投稿前にCorresponding Authorがisijint@isij.or.jpへ掲載料免除を申請し、掲載料負担の経済的困難性が客観的に証明された場合、掲載料免除を検討する。ただし、査読過程開始後の申請は認めない。著者の掲載料負担の能力の有無は、原稿審査に影響しない。査読過程に関与する編集委員は、不当な影響の可能性を排除するため、掲載料免除に関する審査には一切関与しない。
14.不正行為および不適切行為の禁止:
投稿に関連して、本会の「論文誌の不正行為および不適切行為の対応規程」に定める不正行為および不適切行為を行ってはならない。
15.倫理および編集・公開に関する方針:
「ISIJ International」への原稿投稿に際し、全著者は以下の(1)~(12)に示す本誌の倫理に関する方針をすべて遵守し、また、本誌の編集・公開方針に同意する必要がある。論文誌編集委員会は、投稿された原稿が本方針に合致しないと判断した場合に、原稿を審査せずに返却または撤回する権利を有する。
(1) オリジナリティ
本誌へ投稿する原稿は、オリジナリティのあるものでなければならない。本誌への投稿により、その原稿の一部あるいは全部、または言語を問わず、その原稿は未発表であり、さらに、他誌等での出版が検討されていないとみなされる。関連原稿が投稿検討中、印刷中、または他誌等ですでに出版されている場合、論文誌編集委員会に報告しなければならない。本誌は、Crossrefの剽窃チェック機能であるSimilarity Checkを利用して、原稿のオリジナリティを審査することがある。本誌への原稿投稿により、全著者は上記の審査に同意したものとみなす。重複度および重複内容を確認のうえ、オリジナリティが喪失していると判断した原稿は、編集委員会の裁量で拒否または撤回されることがある。
本誌への掲載可否の最終判断が下される前に、他誌等に投稿する場合は、他誌等への投稿前に本誌への投稿を取り下げなければならない。
(2) プレプリント
本誌では、投稿前または投稿と並行して、コミュニティに認知されたプレプリントサーバ(JSTの運営するプレプリントサーバ、Jxivなど)へ著者が原稿を投稿することを認めている。この方針は、一次研究を記述した原稿のオリジナル版にのみ適用される。本誌に投稿され、査読者のコメントを受けて修正された原稿、受理された原稿、あるいは本誌に掲載された原稿は、プレプリントサーバに掲載してはならない。原稿が本誌への掲載を承認された場合、著者はプレプリントの掲載情報を更新して、本誌に公開された論文へのリンクを含める必要がある。
プレプリントサーバに投稿する場合、著者は著作権を保持する必要がある。
プレプリントサーバからの原稿を本誌に投稿する際には、本誌のフォーマットに整えるとともに、プレプリントのDOI、プレプリントサーバ名などを明記すること。
プレプリント(会議のプロシーディングを除く)の引用は原則として認めない。やむをえずプレプリントを引用する必要がある場合は本文中に脚注で入れることを認める。
(3) スクープ
本誌に投稿された原稿の新規性は、本誌投稿日以降にプレプリントサーバに投稿された他の原稿の影響を受けない。
(4) 著者
本誌への論文投稿に際しては全著者による原稿の承認、内容が事実であることの保証、投稿への同意、および全著者が掲載の権利を保有することが必要である。また、本誌への投稿により、全著者が著者一覧を確認して承認したものとみなし、投稿後の著者一覧の変更(著者の追加、削除、順番の変更等)は、全著者および論文誌編集委員会の承認を必要とする。
全著者は、原稿の投稿時にその原稿が未発表であること、他誌等での出版が検討されていないこと、および執筆者であること等を明記した宣言書(所定のWeb上入力画面から回答)に同意しなければならない。
また、全著者は本誌への投稿に加えて、日本鉄鋼協会著作権規程や掲載料負担など、本投稿規程に記載されている方針や手続きに同意する必要がある。
著者の決定にあたっては、Council of Science Editors(CSE)の著者資格に関するガイドラインを考慮することを推奨する。CSEのガイドライン、およびその中の参考文献によると、全著者には、研究の立案や企画、データ取得、解析、結果の解釈に実質的な貢献をしていること、あるいは、原稿の起草や修正に実質的な貢献をしていることが期待されている。また、全著者は、自身の貢献に対して責任を持つことに同意し、共著者の研究・原稿における責任の所在を特定でき、研究・原稿の完全性に確信を持ち、および、投稿原稿やその再投稿内容を確認することに同意している。著者としての資格を有しないが研究・原稿に対して貢献した者は、「謝辞」に記載されることがある。
本誌では、COPE(出版倫理委員会)の見解表明に従い、大規模言語モデル(LLM)、ChatGPTのようなチャットボット、または画像作成支援などのAI支援ツールを論文の著者として認めない。AI支援ツールは、それらによって作成された情報や素材の正確性、完全性、独創性に対し責任を負うことができないため本誌の著者基準を満たさない。
著者(人間)は、論文内の全ての素材に対しその責任を負う。生成AIは不正確、不完全、または偏っている可能性のある情報を生成する可能性があるため、著者(人間)が結果を慎重にレビューし編集する必要がある。生成AIおよびAIテクノロジーを、著者または共著者としてリストに挙げることを認めない。またそれらを著者として引用することを認めない。著者(人間)は、AI支援ツールを使用して作成されたテキストや画像を含め、論文中で剽窃や盗作が行われていないことを保証する責任を負う。また、論文中で引用されるすべての資料は適切な情報に帰属していることを表示しなければならない。
著者は、原稿の執筆、論文の画像やグラフィック要素の作成、または情報収集と分析において、AI支援ツールまたは技術を使用した場合、論文中の当該箇所でその事実を開示することが求められる。
(5) 画像の整合性
画像をデジタル処理により加工することは認められるが、その調整は最小限に抑えられ、画像全体に適用され、本誌で一般的に認められる基準を満たしたうえで、原稿中にその旨が明確に記載されていなければならない。原稿中の全画像は、元データを正確に反映していなければならず、画像の特定の部分を移動、削除、追加、あるいは強調してはならない。論文誌編集委員会は、必要に応じて著者に処理前のオリジナル画像の提出を要求する権利を有する。要求された画像が提供されない場合、原稿は却下または撤回されることがある。
(6) 著作権保護された素材の利用
著者が著作権を所有していないものが原稿に含まれている場合、著者は著作権者から複製の許可を得たうえで、許可を得たことを示す書類を提出する必要がある。
原稿に既発表のものが含まれている場合、著者は原著作物の著作権者および出版社から複製の許可を得るか、またはその使用について適切なライセンスを引用しなければならない。さらに、著者は、原稿の中で原著論文を引用しなければならない。
すべての複製許諾の写しを初回投稿時に提出しなければならない。
(7) 公知のデータ・資料の提供
公的レポジトリーや商用メーカーなどの公知のデータや資料の出所は、必要に応じて原稿にアクセス情報や企業名などの詳細を開示しなければならない。
著者は、原稿からDOIを介して関連する社会的に広く認知された公的データベースやデジタルリポジトリにリンクすることにより、自らのデータや資料を公開することができる。すべてのデータセットは、審査中に論文誌編集委員会および査読者に完全に提供されなければならない。また、出版社版公開日までに公開されることが望ましい。著者は、出版社版公開日から少なくとも3年間はデータセットを保存することを確約しなければならない。
本誌は、合理的理由に基づいて、原稿に記載されたデータ、試料、あるいは実験手法の共有を関係者から求められた場合、著者がその求めに応じることを奨励する。
(8) 動物・ヒト由来の研究
ヒトまたはヒト由来の材料を用いた研究について執筆された原稿の著者は、その研究がヘルシンキ宣言に示された原則、その改訂版、および著者の所属機関で承認されたガイドラインに沿って実施されたことを証明しなければならない。関連する場合、研究への参加および研究結果の発表について研究協力者からインフォームド・コンセントを得るための手順を記述した文章を原稿に記載しなければならない。
動物または動物由来の材料を用いた研究について執筆された原稿の著者は、その研究が著者の所属機関で承認されたガイドラインに沿って実施されたことを証明しなければならない。
(9) 著者の競合関係と利益相反
透明性を高めるために、本誌は全著者に対し、投稿原稿に関連する競合関係または利益相反関係を宣言することを求める。利益相反は、著者の公平な研究の遂行や報告に影響を及ぼす可能性のある現実にある、認識された、あるいは潜在的な状況がある場合に存在する。潜在的な利益相反には、競合する商業的または金銭的な利益、商業的提携、コンサルタントとしての役割、株式または持分の所有などが含まれる。ただし、これらに限定されない。
当該研究の資金源は原稿の「謝辞」欄に記載されることが望ましい。
(10) 守秘義務
本誌は、未発表の原稿の機密性を保持する。本誌に原稿を投稿する際に、著者は原稿に関する論文誌編集委員会、編集委員、および査読者からのすべての連絡の秘密を厳守することを保証しなければならない。
(11) セルフアーカイビング(グリーンオープンアクセス)ポリシー
セルフアーカイビングとは、著者が原稿のコピーをオンラインリポジトリに掲載することを可能にするもので、グリーンオープンアクセスとしても知られている。本誌は、原著論文の著者に対して、本誌掲載後に直ちに機関リポジトリまたは公的リポジトリに論文を掲載することを奨励する。
(12) 長期デジタルアーカイビング
J-STAGEは、「ISIJ International」を含むフルデジタルライブラリーを、Porticoによるダークアーカイブとともに保存している。本誌がJ-STAGEで利用できなくなった場合には、Porticoで公開・利用可能となる。
執筆要領
1. 原稿長さの概算
- 刷り上がり1頁は約1000語である。
- 図は通常、刷り上がり1段84mm幅に合うように縮小される。例えば、大きめのサイズである110 mm×84 mmの図は、約250語に等しい。
2. 原稿書式
- ISIJ Int.用の書式を使用して原稿を次の順番で作成する。SynopsisとKey wordsを1ページとし、以降のページに連続したページ数を振る。
No. | 原稿名 | 使用書式 | 注意点 |
---|---|---|---|
(1) | タイトルページ | Application form (PDFファイル) |
Application formに必要事項を全て記入して、PDFファイルのままアップロード画面でシステムにアップする。 |
(2) | SynopsisとKey words | テンプレート (Wordファイル) |
テンプレートの書式に従って作成する。 |
(3) | 本文(図表を除く) | ||
(4) | 利益相反に関する宣言 | ||
(5) | 謝辞 | ||
(6) | 文献 | ||
(7) | 図・表 | ||
(8) | 付録、Supporting Information(動画の場合は静止画)など | テンプレートなし | Supporting Informationが図表ファイル等の場合は、表紙(書式参照)を付ける。 |
- 上記(1)~(7)の他に、場合により次のファイルも提出する。
- 解像度が高く鮮明な図(Graphical Abstractを含む)の電子データファイル(テンプレート中の図が鮮明でない場合)
- 画像を含まない表の電子データファイル(テンプレート中の表が画像の場合)
- Supporting Informationのデータファイル(Supporting Informationを掲載する場合)
- 電子投稿審査システムにアップロードするファイル全体の容量は、Supporting Informationのファイルを除き、19.5MB以内とする。
- タイトルページには、Application formを代用する。
- Synopsisは、主な対象、目的、重要な結果を簡潔明瞭に250語以内にまとめる。シノプシスに引き続き、Key Words数語(最大6語)を記載する。また、Key Wordsに略語は使用しない。
- 論文の本文は、結果を再現できるように詳細に記述する。また、適切な参考文献を引用する。結論は当該論文を通して示された事項に基づいて記述する。略語は、元の用語が本文中で最初に記述されるときにカッコ書きで定義する。
- 本文に続いてStatement for conflict of interest(利益相反に関する宣言)を明記しなければならない。
- Acknowledgment(s)には、投稿原稿における研究の資金源を記載するのが望ましい。また、原稿の校正や校閲を依頼した会社等への謝辞は記載しない。
- Reference(s)には、通し番号を付ける。
- 本文中の引用箇所に、例えば、Gibbs1)、Einstein2,3)、Newton4-6)のように、上付き片閉じ括弧で示す。本文の最後に頁を改めて、引用文献を番号順にリストにする。
- 初めに名前のイニシャル、最後に姓を書く書き方で、全ての著者の氏名を記載する。
- また、文献の言語が英語以外の場合は、その言語を末尾に記載する。例えば、文献が日本語や独語の場合は、末尾にそれぞれ(in Japanese)や(in German)と記載する。
- DOIを持つ文献には、末尾にDOIのURLを記載例に則して明記しなければならない。また、DOIを持たないが、書籍等でISBNを持つ場合はISBNを記載する。
- 汎用ソフトのマニュアル等は引用不可とする。
- AI支援ツールを用いて作成された情報を参考資料として文献欄に含めることを認めない。
適切な形式として、次の例を参照されたい。
1) 雑誌
- ISO 4に準拠した標準の省略形(イタリック体)を用い、巻番号、出版年、最初の頁番号、DOIのURLを記載する。
- 雑誌名は略記例リストを参照する。
[例]
- M. Kato, S. Mizoguchi and K. Tsuzaki: ISIJ Int., 40(2000), 543. https://doi.org/10.2355/isijinternational.
40.543 - S. Suzuki and K. Suzuki: CAMP-ISIJ, 5(1992), 1433 (in Japanese).
- S. Suzuki and K. Suzuki: CAMP-ISIJ, 21(2008), 111, CD-ROM (in Japanese).
- E.Mazanek and M.Wyderko: Stahl Eisen, 89(1969), 863 (in German).
2) 書籍(会議のプロシーディングを含む)
タイトル、巻番号、(会議名略称併記)、(エディター名)、出版社、出版社(本部)の場所、出版年、頁番号、DOIのURLまたはISBN(それらがない場合はDOI に代わるURL があれば記載する)の順で記載する。
[例]
- W. C. Leslie: The Physical Metallurgy of Steels, McGraw-Hill, New York, NY, (1981), 621. ISBN978-0070377806
- U. F. Kocks, A. S. Argon and M. F. Ashby: Progress in Materials Science, Vol.19, ed. by B. Chalmers, Pergamon Press, Oxford, (1975), 1.
- Y. Chino, K. Iwai and S. Asai: Proceedings of the 3rd International Symposium on Electromagnetic Processing of Materials, EPM 2000, ISIJ, Tokyo, (2000), 279, CD-ROM.
- A. D. Rollet, U. F. Kocks, J. D. Embury, M. G. Stout and R. D. Doherty: Proceedings of the 8th International Conference on Strength Metals and Alloys, Vol.1, ICSMA 8, ed. by P. O. Kettunen et al., Pergamon Press, New York, NY, (1989), 433. https://doi.org/10.1016/B978-0-08-034804-9.50065-6
3) 学位論文
学位論文の種類、大学名、学位授与年、頁数、URL、アクセス日の順で記載する。
[例]
- S. Ono: Ph.D. thesis, Tokyo Institute of Technology, (2000), http://www.titech.ac.jp /Thesespdfs/ speck.pdf, (accessed 2006-02-01).
4) 規格
規格番号: 制定年, 規格標題の順で記載する。
[例]
- JIS L 1902: 2008, Testing for antibacterial activity and efficacy on textile products (in Japanese).
- ISO 14404-1: 2013, Calculation method of carbon dioxide emission intensity from iron and steel production — Part 1: Steel plant with blast furnace.
5) Webサイト
出版物などがない、または入手困難である、引用先が公的機関のホームページなどで、アクセス日が記載されていて、掲載継続性と信頼性が高いと判断される場合に限り、ホームページの引用を認める。
Webサイトの題名、Webサイト提供元、(報告書の名称)、(報告書発行日)、入手先(URL)、(アクセス日)の順で記載する。
[例]
- T. Tanaka: President’s message, the Iron and Steel Institute of Japan, https://www.isij.or.jp/about/message/, (accessed 2019-09-25).
- Ministry of the Environment, Government of Japan: White Paper, (Annual Report on the Environment, the Sound Material-Cycle Society and Biodiversity in Japan 2018), (June 5, 2018), https://www.env.go.jp/en/wpaper/index.html, (accessed 2019-07-22).
- 必要に応じて付録あるいはSupporting Informationを添付してもよい。
3. 図表
- 図表は、テンプレートの末尾に記載し、本文中に挿入しない。
- 図表は、それぞれ頁を改め、1頁に1図表とする。
- 図表には本文に出てくる順に通し番号を付けるとともに、適切なキャプションを付ける。キャプションはテンプレート自体に入力する。
- カラーの図表は論文誌編集委員会で認められ、カラー掲載料が支払われたものに限り掲載することができる。カラー掲載料は、電子ジャーナルは無料、冊子体は1頁あたり35648円(税込み)とする。冊子体にカラーを希望する場合は、図表原稿に“color in print”と明記する。冊子体に白黒で掲載する場合でカラー原稿を投稿するときはコントラスト等に注意して作成する。電子ジャーナルでは、提出されたカラー原稿はそのままカラーで掲載されるので、冊子体と電子ジャーナルの両方で白黒掲載を希望する場合は、白黒の図表原稿を提出すること。
表のみ:
- 表はMicrosof Wordの機能により作成する。テンプレート末尾に記載した表が画像の場合は、画像以外の電子データファイルをテンプレートとは別に提出する。
図のみ:
- グラフ、チャート、描画、図形、写真を、Figureと呼ぶ。これらは、鮮明なものを用意する
- Figureは通常、刷り上がり1段84mm幅に合うように縮小される。
- Figureが複数の写真からなる場合は、それぞれの写真を(a), (b), (c)…のように示し、スペースを空けずに貼り付ける。これらにはスケールを入れて倍率を示す。
- テンプレート末尾の記載とは別に、解像度が高く鮮明な図の電子データファイルを提出する。
4. 電子付録(Supporting Information)
論文内容を補足、補強するための情報を電子付録として、電子版に搭載することができる。Supporting Informationは冊子体には印刷されないが、閲覧者はWebからアクセスが可能である。
本誌のSupporting Informationは動画ファイルおよび(または)図表よりなり、搭載のための条件は以下のとおり。
本文中の記載とデータ添付について:
- 補足情報の番号は次のように通し番号を付ける。
Movie S1, Movie S2, ・・・, Table S1, Table S2, ・・・, Figure S1, Figure S2, ・・・ - 本文中では初出時に“Movie S1(Supporting Information)”のように引用し、“Supporting Information”を併記する。
- 本文の最後(謝辞があればその前、なければ文献の前)にSupporting Informationが附属している旨を次のように記述する(組版時にDOIのURLが末尾に追記される)。
Supporting Information:(内容を簡潔に記載する).This material is available on the Website. - Supporting Information は、投稿論文の一部として同様に審査に付すために、上記1~3の本文中の記述とは別に、図・表原稿の最後にSupporting Information の図・表、動画なら静止画を番号とキャプションをつけて含める。その上で、投稿システムにファイルデータ等を「Supporting Information」のファイル種類としてアップする。
Web上で掲載するデータについて:
- 動画ファイルの場合、ファイルの容量は50MB 以内、形式はmp4 とする。図表ファイル等の場合は、表紙(書式参照)を付け、pdfとするか、docx、xlsxで掲載したい場合、複数のファイルになる場合はzipファイルにまとめる。
その他注意事項:
- 受理された論文が公開される際、Supporting Information については校正過程を経ず著者が作成したものがそのままアップロードされる。
- Supporting Information は本公開時にのみWeb 上に公開され、早期公開では掲載されない。
5. グラフィカル・アブストラクト
Synopsisに加えて、論文の内容を表す図1枚をグラフィカル・アブストラクトとして、J-STAGEのオンラインジャーナルおよびGridList Abstractsに掲載する。このため、グラフィカル・アブストラクトは必ず指定しなければならない。
- グラフィカル・アブストラクトの図は、論文内容を表す必要があることから、原稿中の図に無い場合は新たに作成する。
- 掲載する図は、テンプレートの末尾に記載し、原稿種類として「Graphical Abstract」と明記する。また、解像度が高く鮮明な図の電子データファイルも提出する。
- 図には、キャプションを加えることができない。
- グラフィカル・アブストラクトはカラーとすることが推奨される。
- 図がグラフィカル・アブストラクトとして適切かどうか審査を受ける。
論文の分野
- 高温プロセス基盤技術/Fundamentals of High Temperature Processes
- 製銑/Ironmaking
- 製鋼/Steelmaking
- 鋳造・凝固/Casting and Solidification
- 計測・制御・システム技術/Instrumentation, Control and System Engineering
- 分析・解析/Chemical and Physical Analysis
- 加工・加工熱処理/Forming Processing and Thermomechanical Treatment
- 溶接・接合/Welding and Joining
- 表面処理・腐食/Surface Treatment and Corrosion
- 相変態・材料組織/Transformations and Microstructures
- 力学特性/Mechanical Properties
- 物理的性質/Physical Properties
- 境界領域/New Materials and Processes
- 社会・環境/Social and Environmental Engineering